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《心身症について》
2016/04/19
人間が生きていくためには、自分を取り巻く環境の中で「戦い」に勝ち残らなければならないでしょう。毎日が生きるための戦いということです。細菌やウイルスなどの伝染病(東洋医学でいう外邪)との戦い。社会の中で生きていくための競争。また日常生活の中での些細な出来事への不満、夫婦不和、離婚、職場や学校での人間関係やいじめ、長時間残業などの過労などの様々な出来事(東洋医学でいう内邪)があり、これが精神的または肉体的ストレスの原因となります。
人体に大きなストレスが加えられると、人体そのものは、【免疫系・内分泌系・自律神経系】を総動員して自己を守ろうとします。私たちは毎日ストレスから身体を防御しているのです。
現代医学的発想では、精神的ストレスによる病気なら精神安定剤を、鬱状態なら抗うつ剤を内服してもらうのが常套手段であるとおもいます。それと違い東洋医学では、安神穴などの精神安定作用のあるいくつかのツボを使い、鍼灸や指圧マッサージによる刺激で、自らの体内からモルヒネ様物質(エンドルフィン、エンケファリンなど)の分泌を促し精神安定をもたらすのです。