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ALS(筋委縮性側索硬化症)
2016/05/19
ALSは脳・脊髄の運動ニューロン系が侵され全身の筋肉の萎縮が起こる、進行性の神経筋難病である。原因も治療法も明らかでない難病として特定疾患に指定され、医療費は公費負担である。症状としては、身体の随意運動に関係する大脳から末梢運動神経までの全運動神経系が選択的に侵され、筋肉の萎縮と筋力低下を起こす。感覚や意識、知覚神経は正常に保たれる。
現在、60代男性(既往歴5年)で上肢の筋力低下(茶碗がどうにか持ち上げられるかどうかのレベル)、痰の吐き出し悪い症状について鍼灸やマッサージで治療を試みている。治療後は筋力が25%程度回復する。痰の吐き出しは楽になるという効果がみられている。ALS自体を治すことはできないが、患者様のADLの向上に少しでも役立てばとの思いで取り組んでおります。